「ねえ、コンセントってなあに?」・・・
近い将来、コンセントを知らない世代が現れるかも知れない、そんな技術。
アメリカで電源技術を研究する企業“Energous”が開発中の“WattUp”という技術は、ワイヤレスで電子機器に給電をします。
これまでにもQiなどの非接触充電技術は実用化されていますが、給電台に置く必要があり、ロケーションフリーな給電はできませんでした。
ところがWattUpを使えば、15フィート(約4.5メートル)離れた場所でもスマートフォンを充電できるのです。
デモ動画(下)でその様子を見ることができますが、WattUp本体とスマートフォンの間には何もありません。完全にワイヤレス。まるでWi-Fiのように電力が送られています。将来的には給電距離を50フィート(約15メートル)まで伸ばしたいとまで語っています。
WattUpが普及した暁には、コンセントのない家やWattUp対応のカフェが現れることでしょう!
技術的な仕様は見つけられませんでしたが、FCC(米・連邦通信委員会)のテストを通過したことが発表されています。
人体への影響やWi−Fiとの干渉などいろいろ気になりますが、期待を寄せたいところです。
余談ですが、筆者の父がよく「コンセントがなくなる時代が来る」と、まさにこのことを10年以上前から言っていたんですけど皆そういうものでしょうか。