青山で開催されていたデザイン展、Any Tokyoに行きました。
Any Tokyoは、“これからのデザインやアイデア”をテーマにしたデザイン展。
11月2日〜4日の連休はそこら中でイベントが開催されていました。私は東京デザイナーズウィークやMakerFaireを尻目に、今年初開催となるこちらのイベントに行ってまいりました。(イベントはすでに終了しています)
会場内には16組の出展者による様々な作品が置かれています。
その中から、とくに“なんか未来っぽい”と思ったものを4点、ご紹介します。全出展者の情報は、公式サイトのこちらのページをご覧くださいませ。
では初めましょう。
MIMIR Project Curation val.1
サイエンス/テクノロジーとアートの融合を目指すプロジェクト、“MIMIR”。
さっそく読み方が分からないですね。ミミル?ミミア?正しくは“ミミール”です。
これはその第1弾で、村山誠氏による作品です。
図面に描かれているのは“花”。植物の花を徹底的に観察し、3Dで超精密にモデリングしたものを図面に起こしたそうです。
解説には“建築図面のような”と形容されていましたが、私にはオーバーテクノロジー系の宇宙船の設計図に見えました。めしべと思われる棒状のものなんて、何かの主砲みたいです。そんなことない?ついてきてください。
テンセグリティー・テーブル/テンセグリティー・ツリー
史上最軽量の構造体で、非常に作りづらい構造体“テンセグリティー”を使ったプロダクト。AuthaGraphによる作品。
テンセグリティーとは、Wikipediaによれば“構造システムが破綻しない範囲で、部材を極限まで減らしていったときの最適形状の一種”とのこと。張力を応用した構造体のようです。
最小の部材で構成される構造体ですから、省資源でエコロジー。未来の家具は全部テンセグリティーになってるかも知れません。
ただし、名前はカタカナなのに一発で読めない感じがします。何度か“センセグリティー”と読みました。
Minamo
高橋良爾氏、田中章愛氏ら二人によるクリエイティブ・ユニット“VITRO”による習作。LEDの光が、波打つ水のなかを通過して周辺を照らすというランプ。
もう1点、“線香花火”をモチーフにしたランプもありました。
なんでしょうね、この癒やされ感。1/fゆらぎでしょうか。液晶画面とばかり向き合っていると、こういうアナログなものにとても癒やされます。
VITROによる紹介ムービーはこちら。
しゃれています。
Kinesis
粉末焼結法による3Dプリントを利用した、斬新なファッションコレクション。ダニエル・ウィドリッグ氏の作品。
名前の“Kinesis”は、この形状からするにサイコキネシスから取ってるんでしょう。
現代では、実際これを着て街を歩くのは勇気がいりますが、未来の世界ではそうでもないかも知れません。
以上です。
今年は初開催でしたが、来年以降も楽しみなイベントでした。場所も青山でおしゃれなんですよね。
あ、いけない!青山といえば“自分の石膏フィギュアが作れる3Dサロン”があったんだ。見てくればよかった。
反省してしばらく謹慎します。
では、いつかまた会える日まで。いつかって?明日の朝くらいです。