「なに作ってるの?」「携帯電話だよ」って言いたい!(かな?)
3Dプリントなどの技術で、いろんなものが個人製造できるようになりました。第三の産業革命とも言われる、“メーカーズ”というムーブメントです。
そんな中、Arduino(アルドゥイーノ)という電子工作支援システムで作られた“携帯電話”がdesignboomで紹介されています。
製造に必要なデータはすべて誰でも無料で入手できるようになっています。MITメディアラボの博士課程学生デヴィッド・メーリスさんによって作成されました。
まだ初歩的な携帯電話ですが、デヴィッドさん、すごいです。
製造に必要なデータは、Githubというソースコード共有サービスで無料公開されています。こちらです。
実際に作りたいという人は、公式サイトの詳しい解説を見たほうがいいかも知れません。
ちなみにこれは組み立てキットなんかじゃなく、基板データを元に基板を作り、部品リストを買い集めて、自分で作る必要があります。Do it yourself!! というわけです。
基板の製造というと難しそうですが、基板データが配布されているので、P板.comなどのプリント基板製造代行業者に依頼することもできます。レーザーカッターはFabCafe(渋谷)などで使うことができますよ。
あっ!ただし、完成しても日本では通話できないので注意です。日本で使われていない通信規格、GSM用の携帯電話です。
将来、パソコンを自作するのと同じように、スマートフォンを自作できるかも知れないですね。
いつか日本でも通話できるようになりますように。