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メーカーズブームはどこまでいくの? 携帯電話の“個人製造”まで可能に!

  • 2013年12月2日
  • 田中 宏幸

「なに作ってるの?」「携帯電話だよ」って言いたい!(かな?)

3Dプリントなどの技術で、いろんなものが個人製造できるようになりました。第三の産業革命とも言われる、“メーカーズ”というムーブメントです。

そんな中、Arduino(アルドゥイーノ)という電子工作支援システムで作られた“携帯電話”がdesignboomで紹介されています。

製造に必要なデータはすべて誰でも無料で入手できるようになっています。MITメディアラボの博士課程学生デヴィッド・メーリスさんによって作成されました。

まだ初歩的な携帯電話ですが、デヴィッドさん、すごいです。

製造に必要なデータは、Githubというソースコード共有サービスで無料公開されています。こちらです。

実際に作りたいという人は、公式サイトの詳しい解説を見たほうがいいかも知れません。

ちなみにこれは組み立てキットなんかじゃなく、基板データを元に基板を作り、部品リストを買い集めて、自分で作る必要があります。Do it yourself!! というわけです。

基板の製造というと難しそうですが、基板データが配布されているので、P板.comなどのプリント基板製造代行業者に依頼することもできます。レーザーカッターはFabCafe(渋谷)などで使うことができますよ。

 

あっ!ただし、完成しても日本では通話できないので注意です。日本で使われていない通信規格、GSM用の携帯電話です。

将来、パソコンを自作するのと同じように、スマートフォンを自作できるかも知れないですね。

いつか日本でも通話できるようになりますように。

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