
image : vimeo
“フィボナッチ数列”は、植物の枝分かれや花弁、松ぼっくりなど自然界で多く観測される数列で、“黄金比”の数としても有名です。
そのフィボナッチ数列を表現した彫刻を回転させると・・・上のGIFアニメのように、まるでグネグネと動いているように見えました。
1分42秒の動画を見ると、ちょっと気味悪さすら感じるグネグネを堪能できます。
じつはこれ、非常に短い周期のストロボを回転する物体に照射すると動いて見える、という目の錯覚を利用したもの。
科学館などで回転のぞき穴(ゾエトロープ)を見たことはないでしょうか? それと同じ仕組みで、連続して動いているものを断続的に見せることで本来の動きとは違うふうに動いて見えるんですね。回転するスリットとか、周期的なストロボとかで。
そのゾエトロープを利用して、グネグネして見えるように精密に設計した彫刻を3Dプリンティングしたそうです。それにしても本当に自然界に存在しそうなほどキレイにグネグネするのは、自然界と深い関係のあるフィボナッチ数列を使っているからでしょうか。
ちなみに東京・初台にあるICCではジャグラーというアート作品が常設されていて、もっとスケールの大きなゾエトロープを見ることができます。興味があれば、ぜひ。