2015年。未来のコンピューティングがやってくるかも知れません。
“HoloLens”と名付けられたゴーグル型ガジェットを頭につけると、あたかも現実空間上に画面が立体投影されているような感覚で、さまざまなアプリを操作できます。
Windowsの最新版“Windows10”のプレスイベントの中で発表されました。
バーチャル空間を再現するOculusと似ていますが、HoloLensは「現実の空間」に映像が重なる点で異なります。“仮想の現実”であるVR(バーチャル・リアリティ)ではなく、“拡張された現実”であるAR(オーグメンテッド・リアリティ)のためのガジェットと言えます。
デモムービーでは、さまざまな利用用途を見せてくれます。
壁を大画面テレビにしたり、3DCGを机の上に表示しながら作ったり、マインクラフトを部屋の中に再現したり・・・。今までディスプレイの中にあった情報が現実世界に飛び出した、そんな感覚です。
思うに、コンピューティングの歴史は“コンピュータとの対話”の歴史だった、とも言えそうです。キーボードからコマンドを入力したCUI時代から、マウスで画面を操作するGUI時代。タッチパネルで直接操作するタッチ・ユーザ・インターフェイス(TUIだとテキスト・ユーザ・インターフェイスにもなっちゃって困ります)時代、そして「次」はあたかも現実にあるものを操作するような…ナチュラル・ユーザ・インターフェイス(NUI)時代、ということです。
まだ発売情報などの詳細は分かりませんが、今年の夏ごろと噂されているWindows10発売日と同時ではないか、と見られています。
Windows10で使えるアプリはすべてHoloLens対応とのことですから、また新たな歴史が始まりそうで胸が踊ります。
リンク:公式サイト
リンク:公式サイト