扇風機に限らず、パソコンやスマホ、エアコンや加湿器などありとあらゆる機械はOn/Offの電源スイッチがありますよね?
そして電源スイッチを押すと、起動の時間の差こそあれど基本的にはすぐに動いてくれます。
そしてそれは当たり前と思っています。つけたいときにつけるんだ!
そんな現代人に「スイッチを押したら動くと思っているのか?」と疑問を投げかけるIoT扇風機がこの“Ethical Things”です。
この扇風機にはOn/Offスイッチがありません。
あるのは「宗教」、「教育レベル」、「年代」、「性別」という4つのスイッチ。
これらを選択するとこの“Ethical Things”が自身の近くにどんな人が何人いるかを認識します。
認識後、先程の4つのスイッチの選択結果よりクラウドソーシングで適切な人を探し、
見つけた人にファンを回すかどうかを選択させます。
なんだこの面倒!
例えるならば、子供がお母さんにゲームをしてよいか聞いているようなものですね。
世界には様々なお母さんがいるので、「ダメ!」や「いいよ」もしくは「30分だけ」など様々な答えがあります。
同じように世界には様々な倫理観を持った人がいるので、
「多少汗が出ても我慢しろ」「電気代がもったいないから我慢」「俺は寒いから我慢」など様々な答えがあり得るわけです。
家に独りでいても、「お母さんに聞いてみる」気分を味わえるIoT扇風機“Ethical Things”。
便利優先のIoT界に新たな風を起こすかもしれません。扇風機だけに。
リンク :プロジェクトサイト
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